introduction
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めmにゅ畳、和食、温泉、四季折々の風景…日本人で良かったと思えるものの数々です。お寺や古民家なんかも、日本特有のマインドフルネスなスポットだったりしますよね。今回はそんなお寺にあるカフェ「CAFE TERA」をご紹介します。宗教的な話題はありませんのでご安心を。場所は秋保の保壽寺(ほじゅじ)。よろしければ最後までお付き合いください!
※2023年12月11日、食事について追記しました。
(上部画像「客殿外観」の著作権は、すべて繁田諭写真事務所に帰属します)
お話を伺ったのは22代目住職の伊藤さん。小さい頃からお寺を継ぐために熱心な教育を受けて・・・と思いきや、元々はお寺を継ぐ予定は無く、伊藤さん自身はやりたいことがあったそう。お父様が亡くなったことがきっかけで、修行の道へ。かれこれ20年以上、住職としてお寺を守っています。
「お寺って昔は地域のコミュニティ的な役割を持ってました。もっと人が集まれる場所だったり、普段から親しみもって来てもらいたいなと思っています。」
お寺をもっと身近で開かれた場所にするため、2022年1月ごろにCAFE TERAをオープンしました。
今から約450年前の永禄11年(1568年)に現在の仙台市太白区秋保町境野に創建。開山は、松山永照大和尚(神奈川県小田原市海蔵寺5世)。開基は、境野信濃盛久。詳しくはコチラから。
具体的なメニューについては、まだ正式に決まっていません。基本的にお飲み物に関しては料金不要ですが、お気持ちでワンコイン程度置いていかれる方もいるようです。営業時間は11時から。入る際は入口横のインターホンを鳴らしてください。Instagramにて今後の告知があるかと思いますので、気になった方は最下部よりアカウントをチェックしてみて下さいね。
食事の提供については以下の記事にて詳細をご紹介しています。
以前ご紹介したコチラのカフェ、「CAFE TERA」さん。保壽寺というお寺の中にあるカフェとして当時は結構なアクセスがありました。そして今回、食事の提供もスタートしたとのことで詳細をご紹介いたします。
唯一無二の雰囲気を醸しているCAFE TERA。素敵ポイントを3つご紹介します。ピンと来た方はお気軽に足を運んでみては。
建物は数々の受賞歴がある辻村久信氏が設計。立体的な組み木細工の建具で周辺の山並みを再現しています。椅子は天童木工のオーダー品。外壁は菱葺(ひしぶき)という伝統的な工法で作られています。菱葺は正方形に切った板金の4辺をそれぞれ折り曲げ、1枚ずつ菱形に組み合わせながら取り付けて行く伝統的かつ高度な技術が必要とされ、普段は滅多に見ることができません。これだけでも来る価値あり。
巷では色々なコンセプトのカフェがありますが、CAFE TERAの雰囲気作りは凄まじいです。靴は履いたままでOK。重厚感がありながらも、どこか落ち着く和の空間。絶妙な調和感は、図書館に居ながら珈琲を飲んでいるような、そんな感覚です。
「お寺が主体となって何かをやることもありますが、個人、法人、団体を問わずどなたでも“こう使いたい”という要望があればお気軽にご相談ください。開かれた場所として活用して欲しいです。」
過去の使用例としては、座禅会や写経、子供たちの職業体験、作家さんの展示会(販売)やワークショップ、バーベキューなどがあるそうです。気になった方は気軽に問い合わせてみては。
「春先以降、正式にメニューを決定したいと思っています。ここを通して、お寺って良い場所だなぁとか、心が癒されるなぁと感じてもらえたら嬉しいですね。そして当寺だけでなく、皆さんが普段お墓参りなどをなされるお寺さんを、もっと身近に感じてほしいですね。」
というわけで、今回は「CAFE TERA」をご紹介しました!詳細は以下のリンク先からご覧ください!
CAFE TERA
公式HP⇒https://hojuji.com/
Instagram⇒@hojuji