introduction
68
2024年一発目!昨年11月に泉区朴沢にできた「器とスパゲッティあべのや」さんをご紹介します。どうして器とスパゲッティ?どんな器があるの?どこよりも詳しくお伝えしたいと思います!よろしければ最後までお付き合いください!
近くには以前ご紹介したウネルモイポッロさんや、lamp of hopeさんなどがあります。
風景に溶け込んだ、木製のちょっとビンテージな外観。店内には可愛い雑貨とパンに焼き菓子。ショーケースのスコーンにはマシュマロで出来た可愛いシマエナガがちょこん。(どれにしようかな)と目移りしているお客さん。
灯りをともすだけでなく、ケーキに立てたり、香りを楽しんだり、時には頭に巻いたり?実用性もさることながら、その多様性に驚くもの。蝋燭(ろうそく)。日本には747年に唐の国から伝わり、室町時代までは「らっそく」と呼ばれていたそう。
街中の喧騒から離れた、緑豊かな場所です。
あべのやで扱っている器は、すべて宮城県の作家による手づくり。仙台発祥で300年以上の歴史を持つ「堤焼乾馬窯(つつみやきけんばがま)」で作陶している針生峻さんの陶器のほか、以前ご紹介した青葉区愛子の陶工房しゅうとさんの粉引など、たくさんの器を見て触って購入できます。
白い陶器を作る技法の一つ「粉引(こひき)」。鉄分の多い土で作った本体に白泥(白化粧土)を掛け、その上に透明釉(とうめいゆう)を施し焼き上げます。魅力は何といっても風合いのある白。ちょっと物足りないような、自分で育てていく器。
スパゲッティはかつて泉中央で10年以上愛されていた「スパゲッティハウス グレイズ」のシェフが担当。ソースは全て手作りのこだわりスパゲッティが楽しめます。
今回お話しを伺ったのはオーナーの安部祥子さん。以前は器だけを扱う「器屋あべのや 」というお店でした。
「昔は酒蔵(造り酒屋)をやっていて、伝統を継承していくことの難しさを身に染みて感じていました。古いものが好きだったっていうのもあるんですが、堤焼唯一の窯元である乾馬窯の伝統や歴史を伝承していく活動を応援したくて、器の販売を始めました」
祥子さんのお母さんがシェフとして腕をふるっているのが特製スパゲッティです。先述の「グレイズ」はお母さんが店主としてお店を切り盛りしていました。
「娘の私たちが結婚や育児でお店の手伝いが出来なくなって一旦お店を辞めたんですが、落ち着いてきたのでここあべのやで再スタートしました」
器×スパゲッティの組み合わせには、こんな背景があったのです。
作家達が丹精込めて制作したの数々の器。一度に手に取って見れる機会はなかなかありません。提供される食事の際にも作家の器を使用しています(有田焼の場合もあり)。
この機会にお気に入りを見つけてみては?
この投稿をInstagramで見る
パスタだけでなく、もちろんデザートも!デザートの担当は祥子さんとのこと。
食事も含めた全体のメニューはこちらです(2024年1月12日現在)。
この投稿をInstagramで見る
テラス席限定でワンちゃんとの来店も可。
外に置いてあるこのオブジェは、宮城県柴田町在住のイギリス人陶芸家、ジェームス・オペさんからの贈り物。
色合いが可愛らしいですね。
ソースの具材一つ一つが「美味しいよ」と言わんばかり。見た目から味蕾を刺激してきます。一口含めば予想通り、トマトの微かな酸味がひき肉の深遠な風味と絶妙に調和。
聞けば仙台牛と豚の粗ひき肉を使用しているそう。豊かな旨味が心地よく、あっというまの完食。ごちそうさまでした。
「今後は他では手に入らない、あべのやオリジナルの器をもっと増やしていきたいと思っています。器に興味がない方も、お気に入りのマグカップ一つあるだけでも気持ちが豊かになりますよ」
というわけで、今回は「器とスパゲッティあべのや」さんをご紹介しました。営業時間などの詳細は以下のリンク先からご覧ください!
introduction
58
住所 | |
---|---|
電話 | 0223420577 |
営業 | SNSまたはHPからご確認下さい。 |