introduction
68
お店の猫ちゃんがとにかくかわいい秋保のカフェ「Kukka with Flower&Cafe」。お店を営むのは和賀さんご夫婦。アットホームな雰囲気は、まさにお2人の雰囲気そのものです。土地勘も無く、飲食業も未経験からスタートしたこのお店。「こんなとこでやっても流行んないよ。なんでここでやったの?笑」オープンした当初はそんな意見が多かったそう。それでも、2022年で7年目を迎えました。すごいですね。というわけで、今回はKukka with Flower&Cafeさん(以下Kukkaさん)をご紹介します。
割と仲のいい友人宅に「こんにちはー」と入っていくあの感覚。自分の家じゃないけど、でも他人の家でもないような、かといって親戚の家ほど遠くもないような…。みなさんの五感で感じてみてください。カチッとしたカフェもいいけど、気を張らなくていいのは魅力的です。ちなみにKukkaはフィンランド語で、花という意味。少し前まではカフェとお花のお店でしたが、今はカフェのみで営業中です。「秋保にずっといる人はわからないと思いますが、街中にくらべるとのどかで自然が多いんですよ。そこが好きですね。別に市街地へのアクセスもそんなに悪いわけじゃないですし。」と、店主の和賀さんは言います。あ、そうそう。ご主人はサンドウィッチマンの富澤さんと同級生。
お店を始める前は、ご夫婦ともにIT系の会社に勤められていたそうです。とにかく激務で、終電での帰宅は当たり前。これからもずっとこの生活は無理だよね、ということでご夫婦そろって退職されました。「ITの仕事って、やって当たり前な感じなんですよ。線引きがないというか。感謝されている感覚が無かったですね。」さらっと書きましたが、夫婦そろって辞めたんですよ。(尊敬の意を込めて)凄いです。
40歳過ぎてからの退職。「なんかやるしかない!」と一念発起。ご主人は兼ねてから興味のあった珈琲をしっかり学ぶため、老舗の珈琲屋さん、ホシヤマ珈琲に就職。全員年下の中、厳しく指導されたそうです。そして奥さまもお花に関する技術習得のため、お花屋さんへ。またもやさらっと書きましたが、とんでもない方々です。普通はできないですよね。お二人の雰囲気からは想像できないので、違和感を感じます。ソフトクリームを食べたら焼肉の味がした…みたいな?数年間の修行を経て、7年前にお店をオープン。
モーニングからランチ、カフェ、デザートまで結構いろいろあります。
こちらは4年振りに復活した「紫陽花ゼリー」。紫陽花に見立てた青いゼリーと、甘さ控えめのミルクプリンです。涼しげな感じが良いですね。
2018年の11月、玄関ポーチにぽつんと座っていたのがにゃあ助です。餌付けをしていなかったのに、来る日も来る日もお店にやってきていたそうです。季節は間もなく極寒の真冬。そりゃ心配です。そして初めてお店に来てから約2週間後、ついに引き取ることにしたのでした。首輪をつけても嫌がらず、いつもマイペース。でもたぶん、人が好き。他にもメルちゃんという三毛猫ちゃんもいますよ。隠れ店長チワワのリク君も。
「今までは店先でマルシェをやっていたんですが、いつかは隣の土地を使って、音楽ができる場所を作ってみたいですね。本当の理想は、毎週末、秋保のどこかで音楽が鳴っているような・・・そんな風になればいいなって思います。」聞けば、奥さまはバイオリン、ご主人はウクレレをちょっと弾くそうです。秋保でも仙台のジャズフェスみたいなイベントが出来たら面白いですね。
というわけで、今回はKukka with Flower&Cafeさんをご紹介しました!お店の詳細は以下のリンク先からご覧ください。
introduction
17
住所 | |
---|---|
電話 | 022-398-9047 |
営業 | SNSまたはHPからご確認下さい。 |
WEB |