さて、前回はドットーレさんをご紹介しましたが、そうきたらこのお店を外すわけにはいかないですよね。秋保のカフェ「MIDI」さんです。よろしければ最後までお付き合いください!
MIDIってこんなお店です
場所はコチラ
秋保温泉街からほど近く。駐車場はドットーレさんと共有で広々。詳細は後述しますが、とにかくロケーションが素晴らしいのです。
思い思いに過ごせる、
自由な場所(カフェ)です
ちょっとぼんやりとした表現ですが、まさにそんなお店。カフェというジャンルで縛るのがもったいない“場所”です。コーヒーやシーズナルドリンク、スイーツなど自分の好きなものと一緒に、自由に時間を過ごすことができます。
2024年6月10日時点のメニュー
SENDAI COFFEE STANDから
MIDIへ
今回お話しを伺ったのはオーナーの佐藤良さん。取材中も絶えず店内の状況共有と対処をされていて、高いホスピタリティを感じました。それもそのはず、良さんはかれこれ20年以上飲食(料理)業界にいて、過去にはフランス料理店の店長を勤めている時期もあったほど。
ご存知の方も多いかと思いますが、前身はそのフランス料理店ではなく、良さんが友人達と経営していたSENDAI COFFEE STANDというカフェです。
A cup of coffee fills our city.(1杯のコーヒーが街を豊かにする)というコンセプトのもと、2015年の5月からカーゴバイクを使った行商スタイルでコーヒーの販売を始め、半年ほど経った12月13日に店舗を利用した対面販売に。2021年12月30日、惜しまれつつも閉店しました。メンバーはそれぞれの道へ。
「最初から独立願望があったわけじゃなかったんですけど、自分が長く続けるとしたらどうしたら良いかなって考えたときに、郊外の落ち着いた場所でやっていく方が、気持ちよく長くできるんじゃないかって。変わらず同じメンバーで出来ればそれはそれで良かったんですが、それぞれやりたいこともあって、じゃあ別々でやろうかってなりました」
どうして秋保へ?
「人の流れなどデータ的なものも調べましたが、秋保が身近で、人がどうやってくるのかが想像できたというか・・・それで秋保にしようかと思いました」
自身も太白区出身ということで、秋保に馴染みがあったことが一番の要因だったそうです。
そしてお隣のあの方が登場。
「物件を探して回って、お昼にドットーレでピザ食べてみたいな感じで過ごしてたら、ココ空くんだけど、どう?って」
実はドットーレの大志さんと良さんは中学の同級生。大志さんから紹介を受けたのがこの場所だそうです。人生は縁と不思議の連続。
2022年4月16日、MIDIがオープンしました。
店名のMIDIとは
1930年代。国際固定歴連盟が提唱した「国際固定暦」に由来しています。国際固定暦とは、人の新陳代謝や生理周期などに合わせ、1か月を28日に統一、1年を13ヶ月にするというという暦法。13個目の月の名称として候補にあったのがMIDIです。豊かな自然、健康的な食文化、人々とのコミュニケーションなどが体に馴染み、無理なく生活の一部として溶け込んでいって欲しいという願いが込められています。
知ってた?
初代SENDAI COFFEE FESも開催
皆さんご存知の「SENDAI COFFEE FES」
その第1回目「Tohoku Coffee Stand Fes」も良さん達が開催したものです。
「今は若い人たちが部活のように本当に頑張ってくれているので、老兵達は去りました笑」
良さん自身は関わりが少なくなりましたが、代表は変わらずSENDAI COFFEE STANDのメンバー、本郷さんという方が務めているようです。その他に以前勾当台公園にあったLIVE + RALLY PARK.も運営していたり、街やコーヒーに関する色んな事にチャレンジしています。
記事タイトル、
無くてはならない風景「MIDI」の伏線回収
MIDIさんの目指すもの「あってもよかった風景」
2024年4月でオープンから2年経ち、たくさんの方がお店に足を運んでいると思います。あってもよかった風景が「無くてはならない風景」になっている方もいるだろうし、そうあって欲しいなという僕の願いを込めました!
MIDIの素敵ポイント3選
1、自然で自由な空間
風景に馴染むように設計された店内。開放的でエアリーな空間となっています。外のベンチでは瑞々しい緑がコーヒータイムのお供に。
2、上質なドリンクとスイーツ
ドリンクとフードについてはもう言うことなかれ。レモネードやオリジナルシェイクなどコーヒーが苦手な方でも気兼ねなく楽しむ事が出来ます。フードは甘いものからちょっとした食事も。料理の道が長い良さんならではのラインナップ。
3、お家でも楽しめる
コーヒー豆や焼き菓子の販売もあり、お家でもMIDIさんの味を楽しめます。
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インスタではこんな感じでコーヒーの入れ方も記載してくれてたりして、僕のような疎い方でもなるべく美味しく飲めるような心配り。
実食レビュー
クラフトコーラ
今回はあえてシーズナルドリンクをチョイス!ずっと気になってたんですよね。
丁度よい微炭酸と共に、舌の上で踊るスパイスの香り。程よい甘さでありながら、存在感は明確。余韻が長く続きます。市販品とは違う柔らかな口当たりはリラックスタイムにピッタリ。
シュークリーム
アーモンドの食感が心地良いアクセント。シュー生地のしっかりとしたアプローチと対照的な滑らかでたっぷりのカスタードクリーム。甘さが控えめで美味。敷いてあるペーパーを使えばハンバーガーのようにガブっといけちゃう。もちろんスプーンで几帳面しても良し、楽しみ方は人それぞれ。
MIDIさんからのお知らせ
「特にイベントなどはやっていないですが、来ていただける方に真正面から自分たちができることでおもてなしをしています。観光地ですけど普段使いのお店として使ってもらえたら嬉しいです」
というわけで、今回は「MIDI」さんをご紹介しました。店舗情報の詳細は以下をご覧ください!