何気なく使っているお店やモノ。
裏側を探ると結構面白いことが多々あります。最近は、Bluetoothの由来が、青歯王と呼ばれるデンマークの王様からつけられていることを知って驚きました。どうしてデンマークの王様なのかは、きちんと意味が込めらているので気になった方は調べてみて下さい。
さて、今回ご紹介するのは名実ともに秋保を代表するお店、「アキウ舎」。どうしてお店が出来て、なにを目的とするのか。アキウ舎の裏側は昨今の秋保の裏側でもあったりします。お店単体と運営会社としての取り組みを、2回に分けてご紹介します。今回は主にアキウ舎にスポットをあててみました。よろしければ最後までお付き合いください!※文章のリズムが悪くなってしまうので、店舗名に付ける敬称の「~さん」は外させていただいております。ご了承ください。
お店が出来た経緯と役割
今回お話をお伺いしたのは、株式会社アキウツーリズムファクトリー代表の千葉さん。
食と地域をテーマに、全国でまちづくりや食のブランドプロデュースをされている凄い方です。2011年に地域活性化についての講師としてこの地を訪れたのがそもそものきっかけ。紆余曲折あり、2017年に同社を設立。まちづくりの一環として、翌年2018年にアキウ舎をオープンさせました。紆余曲折の部分は後日また!
秋保の拠り所だった建物
アキウ舎の店舗は、もともとは秋保の町長が住んでた家だそう。当時はここで飲み会が開かれていたり、住民夫婦の離婚問題について話し合われていたりと、地元民の拠り所として機能していました。無形文化遺産の「秋保の田植踊」もここで披露されていたそうです。取り壊すのはもったいないということで、約10か月をかけて再生。アキウ舎として生まれ変わりました。「当時は何度も辞めた方が良いって言われましたよ。」と笑う千葉さん。やってみないと分からないとはまさにこのこと。
拠点としてのアキウ舎
飲食の提供だけでなく、地域文化の紹介や体験イベント、サイクルツアーなども実施しています。秋保の食と地域、自然や人を知ってもらうための拠点的な役割も担っています。
地域おこし協力隊の方々にも注目!
秋保エリアには何名かの地域おこし協力隊が在籍していますが、株式会社アキウツーリズムファクトリーでは現在2名の隊員が活躍中!ご紹介は次回にて!
アキウ舎のココが素敵
未訪の方向けに、私が感じたアキウ舎の素敵ポイントをまとめてみました。参考いただけたらありがたき。
豊富な席種でそれぞれの寛ぎを
アキウ舎の客席は、テーブル、座敷、テラスの3タイプ。好みの席で楽しめます(混雑時は除く)。暖かい季節は開放的なテラス席も良し、座敷で古民家の趣を楽しむのも良し。席と席の間が広く、天井もスーッと開放的。so good!!
ライブ感あふれるオープンキッチン
お店に入ってすぐ、心躍りました。右側に展開されるオープンキッチン。堪らないライブ感。私がお伺いした際も、奥でスタッフさんがハンバーグの仕込みをされていました。この“作ってる感が伝わる仕掛け”は個人的にお勧めしたいです。食材を切っている音、焼いてる香ばしい香り、食欲がそそられますよね。
お料理から感じる秋保愛
アキウ舎のお料理は見ても食べても美味しい…だけにとどまらず、一部メニューには秋保由来のものが取り入れられています。例えばこちら。
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「秋保砕石ショコラ」
秋保で採れる秋保石をモチーフにした、ホワイトショコラベースのクランチ。木槌で割って食べます。この他にも秋保を流れる名取川をイメージした紅茶や、秋保で採れた野菜をふんだんに使用したランチなど、随所に秋保を絡ませた秋保愛を感じます。
野菜たっぷりイエローチキンカレー
いざ実食!
人気のランチメニュー「野菜たっぷりイエローチキンカレー」をいただきました。
一般的なカレーとは違い、野菜がたっぷり盛りだくさん。野菜と食べるカレーです。そして、ごろっとしたチキン!食べ応えあり!ルーの辛さは控えめ。子供でも食べられると思います。スパイスはターメリックやコリアンダーシード、クミン、カルダモンなどの10種をオリジナルで調合し、ココナッツでマイルドな仕上がりに。野菜が多いカレーですが、ルーの味わいがしっかりとして、具材それぞれの存在感を楽しむことができます。旨し。ご賞味あれ。
アキウ舎のこれから
「状況にもよりますが、サイクルツアーを再開させたいですね。あとは駐車場を拡大させる予定です。隣に未改修の建物があるので、そこも改修して生かしていきたいです。」そのほか、まちづくりの今後についても教えて頂いたのですが、それはまた次回お届けします。飲食店としてのクオリティもさることながら、複数の視点で秋保の魅力を発信し続けるアキウ舎。今後に目が離せません!
というわけで、今回は「アキウ舎」をご紹介しました!お店の詳細は以下のリンク先からご覧ください。