遠くの山々を見渡せる見晴らしのいいロケーション。花壇で揺れる可愛らしい花々。店名のmontagne(モンターニュ)はフランス語で「山」という意味です。2021年6月、とても優しくて温もりのあるパン屋さんがオープンしました。今回はそんなモンターニュさんをご紹介します。
満を持して叶えた2人の夢
お店を営むのは小澤さんご夫婦、元々は別のパン屋さんで勤められていたそう。土地勘のある青葉区で大好きなパン作りに専念するため、ここにお店を構えました。ご主人が歴20年、奥さまが歴10年という大ベテラン。
お店のこだわり
小麦粉は全部で10種類以上を使用しています。フランス産のものだけでも3種使用し、パンによってちょっとずつ配合を調整。ショートニングやマーガリンは一切使わず、安心で安全なパン作りを心がけているそうです。売り場を従業員さんに任せ、パンはすべて2人で手作り。また、お店の陳列棚は平置きではなくショーケースを使用しています。「子供連れでパン屋ってハードルが高いんですよ。いろんなものを触ろうとするので、触っちゃダメ!って…。ショーケースだとお子さんが触っちゃダメなところは無いんですよね。」と奥さま。ご自身の体験を基にした店内設計となっています。
試行錯誤の繰り返し
Instagramをよーく見てみてください。形が変わったりチョコがかかっていたり、卵感がアップしていたり。既存のパンでも少しづつ変わっています。一度作ったものでも、より良いものに変えていく。本当にパンが好きなんだなぁと思いました。「好きこそものの上手なれ」。これに勝るものはありませんね。
“ちょっと小話”
先日、ついにリスさんがお店に(外まで)いらっしゃいました!いい匂いにつられてわざわざ住宅地をやってきたのでしょうか。すごい。ちなみに店名の「030」はご夫婦の苗字「小澤」をあてがっています。気になっていた方、結構多いのでは?
テレビで紹介された
ショソン・オ・ポム(アップルパイ)
モンターニュさんを一躍有名にしたのが「ショソン・オ・ポム」。フランスのアップルパイです。お取り寄せしてでも食べたいりんごパンとしてテレビで紹介されました。アイスや生クリームを添えるのもおすすめ。
繊細な食感が魅力のパイ生地
フィユタージュ・アンヴェルセ
普通のパイは生地でバターを包みますが、それとは逆にバターを生地で包み込む「アンヴェルセ」という製法を用いています。これにより、サクサクでホロホロとした口溶けの良い食感とバターの風味が豊かなパイ生地に。
自家製のりんごコンポート
特製のパイ生地に包まれているのはリンゴのコンポート。コンポートはフランス語で「果物の砂糖煮」という意味です。ジャムと違い甘さは控えめで、りんごは食べやすいように細かく仕上げています。
モンターニュさんのこれから
「地域の人に愛されるお店になりたいです。『近くにこういうお店があって良かった』って思ってもらいたいですね。」とご主人。「親子でも気軽に来れるパン屋を目指しています!ニコッとしてお店を出て、階段を下っている親御さんとお子さんを見るととても微笑ましくて…。」続いて奥さまが笑顔で答えてくれました。お店にお伺いした日も多数の親子連れで賑わっていましたよ。これからもそんな楽しくて優しいお店でいてほしいですね!
錦ケ丘ヒルサイドモールや
近くの公園からも歩いてこれます
錦ケ丘ヒルサイドモールや桜がきれいな公園が徒歩圏内です。仙台西部民としてはヒルサイドモールに行ってからのモンターニュさん、そして公園でパンをひと口…いかがですか?
というわけで、今回はモンターニュさんをご紹介しました。お店の詳細は以下のリンク先からご覧ください!