古民家特有の趣ある外観が特徴的。2019年9月「落ち着いた懐かしい場所で、世代問わず皆に蕎麦を楽しんでもらいたい」というコンセプトのもと、蕎麦とガレットのお店がオープンしました。今年2022年の8月で3年目を迎えます。今回はSOBA to GALETTE あずみのさんをご紹介します!
蕎麦屋の2代目として福島から仙台へ
店主を務めるのが小松良太さん。仙台にあった信州戸隠蕎麦 安曇野の2代目です。高校の調理科を卒業後、長野県の戸隠に蕎麦修行へ。その後仙台に戻り、さらに板前の修行を数年積みました。出店のオファーがあり、福島県いわき市にそばダイニング安曇野をオープン。秋保でちょうど良い物件が見つかるなどの縁が重なり、11年後に帰仙。現在に至ります。「秋保におばあちゃんちがあるんですけど、そこの雰囲気がすごく好きなんですよね。このお店もそういう雰囲気のお店にしたかったんですよ。」と話す小松さん。こだわりの内装は、小松さんが中心となって、家族や親戚の手で仕上げられました。ほどよい手作り感が何とも言えない心地良さです。店内では、江戸から昭和までの仙台箪笥を計5棹展示。経年変化による褪せた色合いの箪笥が、おばあちゃんちのようなレトロでノスタルジックな雰囲気を演出しています。
戸隠そばとは
戸隠(とがくし)そばは、日本三大そばの一つです。あずみのさんでは、信州戸隠産のそば粉を使用した、二八の信州戸隠そばを提供。「二八」は粉の割合で、そば粉が8割、小麦粉が2割という意味です。パツッとしたコシにしなやかな食感が最大の魅力。つるっと滑らかに喉へ滑りこんでいく感覚はたまりません。ご賞味あれ。
メニュー(2022年6月10日現在)
蕎麦だけでなく、ガレットメニューも豊富
そば粉のガレットは、フランスブルターニュ地方の郷土料理。あずみのさんでは戸隠産のそば粉を使っています。もっちりパリッとした食感と、そば粉の風味が香ばしく、女性に人気。食事系だけでなくスイーツ系もありますので、お昼時を外しての来店もおすすめ。
年越し蕎麦の持ち帰りも
年末近くは、年越し手打ち生蕎麦の販売も行っています。冬の寒い時期に秋保で蕎麦を買う…そういう体験も含めて味わう蕎麦もなかなか乙なものですよね。
SOBA to GALETTE あずみのさんのこれから
「遠くからお越しいただくお客様も多いので、もう少し余裕ができたらゆったりとしたお店作りに挑戦したいですね。席数を調整したり、色々考えてます。」将来的には蕎麦の生産から携わり、地域に根差した蕎麦の専門店もやってみたいそうです。また、近々ホームページが完成予定。蕎麦とガレットが一度に楽しめる、セットメニューの追加もあるとのこと。そろそろ暖かくなる季節。この記事を見て「SGA(SOBA to GALETTE あずみの)行く?」と、気軽に足を運んでくれる方が少しでも増えたら嬉しいです。
というわけで、今回はSOBA to GALETTE あずみのさんをご紹介しました。お店の詳細は以下のリンク先からご覧ください!