地元民による地元紹介WEBマガジン

その他

【航空写真あり】仙台西道路の今と昔

仙台中心部へ向かうための主要道路、仙台西道路。私自身も毎朝通っているとてもゆかりの深い道です。
今回はそんな「仙台西道路」について少し掘り下げていきたいと思います。少々長めの文章が続きますが、中盤以降は今と昔の航空写真を見比べていきます。

仙台西道路が建設に至った背景

普段使っている全ての道路はもれなく人の手が入っています。もちろんこの西道路も例外ではなく、道なき道を切り開き、山を掘削して出来ました。
建設の背景は以下の通り。

仙台市都心部は、青葉山に仙台城をおき、それをめぐる広瀬川から東が平地で、西が山地(青葉山丘陵)である。都心は主に東に向けて発展したが、(中略)市街化された複雑な地形を前にして道路整備はなかなか進まず、国道48号は朝・夕に渋滞となり、東北自動車道のインターチェンジはラッシュ時閉鎖を余儀なくされた。仙台西道路はこの状態を打開するために建設された。

引用:Wikipedia

▼ここからの記載に関する参考資料
[一般社団法人東北地域づくり協会HP内
座談会シリーズ仙台西道路」]

つまるところ、渋滞緩和のために作られたとのこと。今の交通量で西道路が無かったらぞっとしますね。
また、当初は地域住民の反対もそれなりにあり、4,000名に近い反対署名が県・市議会に提出されたそうです。
建設に関わっていた方々の度重なる住民説明会が功を奏し、着工式を迎えたのが昭和50年2月6日。
今から40年以上前のことでした。

これからの課題と期待

昭和58年5月14日に上り線の共用が始まりました。
最終的な4車線での完成共用は昭和62年11月30日となったわけですが、これからの課題と期待について見ていきたいと思います。

課題:修繕予算の確保

平成17年~26年、仙台西道路の年間平均修繕費は約3億円。また、維持費においても1億9千万円の費用が掛かっているそうです。
これらは仙台河川国道事務所管内における平均費用の約10倍にあたり、予算の確保が大きな課題となっています。

期待:土地開発と人口増加

西道路の共用が開始されてから、まもなく35年。愛子地区の土地開発事業は昭和50年代は許可件数が2件のみでした。
西道路共用開始後、平成10年ではおよそ12件にまで増加。中心部へのアクセスが容易になったことから、人口も増加していることがわかります。
2022年4月時点でも錦ケ丘にいくつか商業施設がオープンしたりと、新規の土地開発は進んでいるようです。

▲ここまでの記載に関する参考資料
[一般社団法人東北地域づくり協会HP内
座談会シリーズ仙台西道路」]

仙台西道路の今と昔

では次に、仙台西道路付近の航空写真を見ていきます。比較の都合上、全ての画像は国土地理院様よりお借りしています。
現在の最新版でもちょっと古いですがご了承ください。ちなみに全く同じポイントから見ています。
PCの方もスマートフォンの方も航空写真はグリグリ動かせます。ご自宅付近の様子見も見てみてくださいね。
以下マップの出典:国土地理院( https://maps.gsi.go.jp/development/ichiran.html  )

現在(2009年付近)


向かって左が愛子方面、右が市街地方面です。特に違和感は無いですね。

1961年〜1969年


すごいですよね。あたり一面田んぼと農地?で、池もところどころに見られます。もちろん北環状線もありません。今と比べるとあらゆる所が未開拓。
個人的に釣りが好きなので、転々とする池の生態が気になるところです。

1974年~1978年


開発途中の西道路が見えます。東北自動車道も開通しているようですね。北環状線はまだ見当たりません。左上、西花苑の様子が気になります。
昔はここに遊園地があったそうで、その名残でしょうか。なんとなく面影が見えるような見えないような…。
自動車学校にある教習コースのようなものが見えますが、ゴーカートのコースにも見えます。

1984年~1986年


航空写真の色合いも今風になりました。北環状線もあと一歩。西道路も上り線の共用が始まったころですね。西道路の山形方面行きがまだありません。

2009年付近と1961年~1969年を並べてみると・・・


左が現在、右が昔です。まったく同じポイントでの比較になりますので、上下左右に移動して見比べてみてください。
西道路もですが、東北自動車道も風景としてはかなりのインパクトを与えていますね。全て人の手で作られたことを考えると、なんだか感慨深いです。

昔を忘れず、これからも大事に!

第一回目の記事は仙台西道路のあれこれについてお届けいたしました。
建設や維持に関わる全ての人に感謝を忘れず、これからも利用させて頂きましょう!

PAGE TOP