新店情報

歴史あるブルワリー、日本へ初進出!「Great Dane Brewing」

2022年12月のこちらでご紹介したGreat Dane Brewing(以下、グレートデーン)さん。

当時は更地でしたが、まもなく完成を迎えるようです。今回は広報担当の子安さんにお話しを伺うことができましたので、続報をお知らせいたします。よろしければ最後までお付き合いください!

 

グレートデーンってどんなお店?

場所はここです。オープンは2023年11月上旬を予定。

2023年12月2日追記

正式なオープン日は2024年1月19日(金曜)となりました!


周りにはホテルや過去にご紹介した飲食店などのお店が点在しています。すぐそばには磊々峡の自然歩道もありますので、秋保の観光地として知られている場所ですね。

出来立てクラフトビールを楽しめる
Brewpub(ブリューパブ)

グレートデーンはアメリカのウィスコンシン州マディソンで1994年に創業。醸造責任者のロブさんは、2012年に全米の年間最優秀醸造家に選ばれたこともある一流の醸造家です。今回、初の海外進出としてここ秋保地区が選ばれました。16種の出来立てクラフトビールを、併設のレストランで楽しむことができます。

凄すぎる、5人の創業メンバー

ロブ・ロブレグリオさん(中央の方
1994年にビール醸造会社グレートデーンを創業。2012年「Brewer of the Year」受賞。アメリカにおけるビール醸造の第一人者。長野県の松本ブルワリーで醸造アドバイザーも務める。日本進出にあたり、アメリカの自宅を売却して秋保に移住されました。

ムラモトシンジさん(向かって左から二番目の方
マディソンで日本料理店を2店舗経営。料理界のオスカー賞と言われるジェームスビアードアワードに3度ノミネートされたオーナーシェフ。

清沢哲也さん(向かって右から二番目の方
ロブさんの下でビール醸造を学び、その後、知る人ぞ知るヤッホーブルーイングで醸造家として活躍。酒類ビジネスのコンサルティングも手がける。

フィル・ドーソンさん(一番左の方
ウィスコンシン出身で、現在は奥さんと仙台市在住。スポーツ領域でタレントとして活躍。ビール醸造の知見も豊富。

子安大輔さん(一番右の方
博報堂のマーケティングプランナーから外食業界のプロデューサー・コンサルタントに転身。多くの食ビジネスと執筆活動に携わる。

どうして秋保に?選ばれた理由と経緯

ロブさんと清沢さんの繋がり

グレートデーンの創業初期、日本人の清沢さんがロブさんの元で醸造家として働いていました。清沢さんの仲介により、ロブさんは2016年に長野県松本市で創業した「松本ブルワリー」の醸造アドバイザーに就任。ロブさんのお兄さんは京都大学で教鞭をとるほどの日本通だったこともあり、以前から抱いていた日本への興味や関心がより強くなっていきました。

友人の移住、ムラモトさんとの親交

ロブさんの友人であったフィルさんが日本に移住。さらに、マディソンの有名和食店でオーナーシェフを務めるムラモトさんと親交が深くなり、日本進出を真剣に検討するようになりました。

宮城県からの熱烈誘致

「日本のどこでブルワリーを作るべきか」悩んだロブさん達は、ジェトロ(日本貿易振興機構)に相談します。日本サイドに情報が共有されると、なんと宮城県の担当職員がマディソンのグレートデーンまで来訪!グッジョブ。宮城県への熱烈な誘致を受けたそうです。立地については東京や他メンバーに所縁のある宮城県外の場所など色々な意見があったそう。

ご縁に導かれて秋保へ

視察で仙台市を訪れる中で、秋保ワイナリーの毛利さん、アキウ舎の千葉さんや仙台在住のロック・ポップバンド「モンキーマジック」のブレイズさん達との交流も深まっていきました。同じくして子安さんもメンバーに加入。様々な「ご縁」に導かれるように仙台市秋保地区での開業が決定したのです。

グレートデーンの楽しみポイント3選

実際に訪れたり、情報を見聞きして感じた「楽しみ!」なところをお伝えしたいと思います。

1、フラッグシップの
ラガービールが楽しみ!

グレートデーンのフラッグシップビール(顔となる商品)は、「GREAT LAGER」というラガービールです。ビールは爽快で喉越し抜群の「ラガー」と、芳醇で濃厚な味わいの「エール」の2タイプに分類されます。日本の大手メーカーが作る主力商品はほとんどがラガー。ビール好きに支持されやすく、人気のクラフトビールはエールが多数。グレートデーンでは、あえて日本になじみの深いラガービールをフラッグシップとして商品開発しました。日本らしいビールにグレートデーンの独自性を加味したオリジナルのラガービール。それがGREAT LAGERです。もちろんエールビールも作るそうなのでコアなファンもお楽しみに。

2、たくさんのこだわりが楽しみ!

キンキンに冷えたビールをそのまま

キッチン裏には大型のウォークインクーラー(冷蔵庫)を完備。そこから管がキッチンまで通っており、ノズルからは常にキンキンに冷やされたビールが出てきます。最高です。

地域食材を積極的に使用

例えば、ビールにぴったりのおつまみ、チーズカードのフライには蔵王チーズさんのチーズを使用。三陸産のカキを使用したカキフライのサンドイッチや、ホヤのホヤチャウダーなんかも登場予定。地元食材でアメリカの食文化を感じることができます。

こだわりのホップを自社栽培

ビールの原材料、ホップの栽培にも取り組んでいます。原材料を全て地元産や国内産で調達するのは現実的に難しいですが、数量限定の特別なビールには自社栽培のホップが使われる予定です。・・・他にも色々あるのですが書ききれません。本記事最下部の、XやInstagramを御覧ください!

3、家族でも気軽に・・・今後も楽しみ!

店舗横のこちらの広場はビアガーデンとして利用できるようになります。
家族連れwelcome!ちょっとした小川なんかもあったりして、凄くピースフルな空間。

子安さんからメッセージ

「クラフトビールってビール好きな人のためのカテゴリって認識の方も多いと思うんですが、そういう敷居の高さは無くて、気軽にただビール一杯飲みにきて欲しいです。家族で遊びに来て食事をしてくような、いい意味でのアメリカの緩さみたいなものを目指しています。ライトユーザーやファミリーにこそ来て欲しいです」

近々、クラウドファンディングを実施されるとのことでしたので、気になる方は以下のSNSをチェックしてみて下さい!


というわけで、今回は「Great Dane Brewing」さんをご紹介しました。気になる実食レビューはオープン後に伺いたいと思います!

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